アウトドアテイスト満点なホンダ「N-BOXジョイ」と「デリカミニ」の違いを徹底検証!その違いは?
ほかにも両モデルは、豊富なボディカラーを用意することも類似点だ。N-BOXジョイは2トーンカラー5色とモノトーン2色の全7タイプ。デリカミニは2トーンカラー6色とモノトーン6色の全12タイプを設定する。2トーン仕様車は、ルーフ部がブラックとなる点も両モデルは同じ。また、グリーン系やブラウン系など、近年人気が高いアースカラー系のカラーを数多く採り入れることで、アウトドア・テイストを強調している点も類似しているポイントだ。
■室内の広さや装備を比較 一方の室内。両モデルのサイズは、N-BOXジョイで長さ2125mm×幅1350mm×高さ1400mm。対するデリカミニは、長さ2200mm×幅1335mm×高さ1390~1400mm。長さでデリカミニ、幅でN-BOXジョイのほうにやや余裕があり、高さはほぼ同等だが、全体的な広さでいえば、ほぼ互角といえるだろう。 各モデルでは、いずれも撥水加工を施したシート表皮を採用し、アウトドアでの使用を考慮しているが、デザインなどに違いがある。まず、N-BOXジョイでは、「レジャーシートをイメージした」というチェック柄ファブリックを全タイプに採用する。カラーリングには、汚れの目立ちにくいベージュに、補色関係にあるオレンジやブルーの色糸もミックスすることで、ポップな印象と落ち着いた色彩を両立。クルマ用シート表皮には黒系やグレー系の多いなか、かなり思い切った色調や柄の採用だ。なお、NAエンジン車はトリコット×チェック柄のコンビシート(いずれもファブリック)、ターボ車にはプライスムース(合成皮革)とチェック柄ファブリックのコンビシートを設定する。
一方、デリカミニでは、合成皮革とファブリックのコンビシートを採用。座面・背もたれ部の表皮には、ダウンジャケットから着想を得たという立体的な3Dパターンのエンボス加工を施す。これにより、蒸れにくく、座り心地のよい機能性を持たせているという。 ■ラゲージスペースの違い また、両モデルは、セカンドシートの背もたれを前へ倒すことで、フラットな荷室を作ることもできる。自転車など大きな荷物も積めるほか、車中泊やアウトドアで足を伸ばして横になれるリビングなどとして使うことができる。