アウトドアテイスト満点なホンダ「N-BOXジョイ」と「デリカミニ」の違いを徹底検証!その違いは?
■アウトドア感のある個性的なスタイル 話をもとに戻し、両モデルの外観を比較してみよう。とくに特徴的なのはフェイスデザインで、どちらもタフさとキュートさを両立していることが印象的だ。N-BOXジョイは、角を丸くしたスリット入りのフロントグリルや、ブラックの樹脂製ロアカバー部とボディカラー部をミックスしたフロントバンパーなどを採用。ちょっと愛嬌のある丸目のLEDヘッドライトには、アルミ蒸着を施すなどで、アウトドア用ギアの道具感なども演出する。
一方のデリカミニは、Xをモチーフにした三菱独自のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採り入れたフェイスデザインを採用。「DELICA(デリカ)」のロゴが入った立体的なフロントバンパーが、本格的4WD車のイメージを持つデリカD:5を彷彿させ、インパクト感満点だ。また、それでいて、ヘッドライトに内蔵された半円形のLEDポジションランプなどが、どこか子犬のようなキュートさも加味する。 ちなみに、このモデルのキャラクターで、テレビCMなどでもおなじみの「デリ丸。」も人気が高い。とくに小さな子どもを持つ若いファミリー層から大きな支持を受けているそうで、ぬいぐるみやTシャツなどのアパレル、タオル、キーホルダーなど、さまざまな関連商品もよく売れているという。
両モデルのラインナップは、いずれもNA(自然吸気)エンジン車とターボエンジン車を用意。駆動方式は、全タイプに2WD(FF)と4WDを設定する点も同じだ。 また、ボディサイズは、N-BOXジョイが全長3395mm×全幅1475mm×全高2WD(FF)1790mm/4WD1815mm。一方のデリカミニは、全長3395mm×全幅1475mm×全高2WD(FF)1800mm/4WD1830mm。全長と全幅は同じだが、全高はデリカミニのほうが高い。とくにデリカミニの4WD車は、前後タイヤに165/60R15という外径の大きなサイズを採用。155/65R14サイズを履かせるN-BOXジョイと比べて、車高がより高く、さらにSUVらしさを強調する設定となっている。