「地球上で最も幸せ」陸上200mのレツィレ・テボゴが“特別な”スパイクでボツワナ史上初の金 銅はコロナ陽性のノア・ライルズ
◇パリオリンピック2024 陸上競技 男子200m決勝(大会14日目=日本時間9日 スタッド・ド・フランス) 【画像】男子100mとの2冠をめざし200m決勝に出場したノア・ライルズ選手 陸上男子200m決勝で19秒46の走りをみせ、ボツワナに初の金メダルをもたらしたレツィレ・テボゴ選手。トップでフィニッシュラインを踏んだスパイクには、5月に亡くなった母親の誕生日が刻まれていました。 “特別な”スパイクを履いて見事トップでゴールしたテボゴ選手は、「私は一歩ごとに母を背負っている。それが私の大きなモチベーションになる」と語りました。 誕生日を刻んだ理由について、「命日は書きたくなかった。感情的になってしまうから」とした上で、「自分に自信がなかったときも母は私を信じてくれた。地球上で最も幸せな人間になれたと思う」と胸中を明かしました。 また同種目では、現地4日に行われた男子100mで金メダルを獲得したアメリカのノア・ライルズ選手が、新型コロナウイルスの陽性反応が出ながらも出場して銅メダルを獲得。車いすで退場する姿に、心配の声が寄せられていました。試合後には自身のインスタグラムを更新し、男子400mリレー決勝を欠場する旨を表明しています。