暑い日も多くなってまいりましたが、脱力したラフなスタイルに終始するわけにはいきません。そこでファッション賢者が真夏ギリギリまで活用するのが、薄手ニットのアンサンブル使い。通気性がよく、時には各々単体でも使えて鮮度も高級感も申し分なし。何より上品さを損ないません。

簡単に大人のオシャレコーデが完成する優秀コンビなんです

▲ 簡単に大人のオシャレコーデが完成する優秀コンビなんです

気温や湿度は上がってきたものの、梅雨時まで朝晩はちょっと冷え込むこともありますし、極端に寒い日もちらほら。 週末に山間や海辺のリゾートに出かけるなどのレジャーも考えると、さらっと着られるライトな羽織りものはまだ必要です。 そのため、ジャケット選びや着こなしをアレコレ考える必要があるわけですが、モテる最適解をひとつ挙げるなら、同じ色、素材のカーディガンとニットポロ、もしくはクルーの極薄ニットを組み合わせたアンサンブルです。 まず、初夏まで考慮して作られたドライタッチのカーディガンやニットは、通気性も肌触りもすこぶるよく快適。上質な素材を使った名門のものを厳選すれば、ベタつきなども皆無です。 しかも例えばTシャツにジャケットというような今の時期の定番とはひと味違う、ニットならではの上品さが際立ちます。そんなリッチ演出とスタイリングがイージーなのも利点ですね。 さらに梅雨前後のこの時期だからできるスタイルとしては、短パンにアンサンブルというのも粋です。まさに子供っぽく見えない大人の短パンスタイルが体現できます。 ちなみに今年は、はっきりとした強い発色のものよりも、淡いカラーリングがトレンドであり狙い目。上手に活用して、この時期だからできる洒落たニット使いを、ぜひお愉しみあれ。

◆ モテるアンサンブル その1 「ジョン スメドレー」／老舗の大定番を組み合わせた貫禄アンサンブル

▲ カーディガン4万6200円、ポロシャツ3万9600円／ともにジョン スメドレー

ボディバランスが見直されたほか、袖がやや短くアップデイトされた定番カーデの「WISTING」に、ブランドアイコンというべきニットポロ「ISIS」をイン。 30ゲージのコットンニットは上品な発色をはじめ、シルクのような光沢とカシミアのようななめらかな肌触りを併せもつ最高級ニットです。 ショーツやイージーパンツにさらりと羽織りたい鉄板です。