思わぬ急坂と急階段が行く手を阻む! 「御岳山」ロックガーデン親子トレッキングルポ【前編】
小学生の息子と、都心からも近い「御岳山」に登りにいくことにしました。御岳山は、頂上に「御岳神社」があり、その標高は929m。標高800mを越える地点までケーブルカーで行けるので、いつも登山者や参拝客で賑わっている山です。そんな御岳山の見どころのひとつが「ロックガーデン」。今回は、そんな御岳山に出向いた様子をレポートします。 【写真】急登ありの親子で御岳山トレッキングを見る(全13枚)
息子が急に山登りに目覚めた理由とは
筆者には小学4年生の息子がおります。元々動くことはそんなに好きじゃない。休日に何したいかと尋ねれば「ドライブ」という感じで、アウトドアタイプではありませんでした。 しかし、夏休みに祖母が長野の八方尾根に息子を連れて行ってくれて、山登りに目覚めた様子。ゴツゴツした岩山を登ったことから「また行きたいな~」というので、都心からのアクセスも良い御岳山に連れて行ってみることに。でも、私と同じで少しビビリな息子です。どんな旅になるでしょうか!
息子の登山靴で思わぬ予算オーバー
夫はスニーカーでいいだろうと言っていましたが、私自身がトレッキングシューズを持っていて、その快適さに気づいているので「息子にも買ってあげたい!」と思い、とりあえずモンベルへ。3000円代のアウトレット品も履いてみましたが、結局1万円くらいする、「ハイカット」「グリップがいい」「防水」「軽い」を兼ね備えたモデルを購入しました。 本人も、岩場のダミーを登ったり降りたりしながら、「これがいい!」とご満悦の様子。帰路の車中、紙袋にも入れず、大事そうに両手に抱えて帰る息子。家に帰ってからも、履いてみる! とウキウキで、やっぱり買ってよかったと当日がますます楽しみになりました。
いよいよ当日! 天気は良好!
週末、土曜日に出かけたので、「ホリデー快速おくたま号」というなんとも可愛らしい名前の電車に乗りました。新宿から御嶽駅までは、乗り換えなしで1時間20分。青梅駅から御嶽駅までは、満員電車ほどではないものの、奥多摩に向かう人々でぎゅうぎゅう。青梅駅から乗車する人々は、アウトドア仕様の方が多く、「みんな登るのかな~」と想像できます。 御嶽駅に到着すると、乗っていた人たちみんながどどーっと下車。駅を出るとすぐに看板が出ていて、バス停までは迷うことはありませんでした。バスは臨時便が出ていてすぐに乗れましたが、こちらも満員電車ほどではないものの、ぎゅうぎゅうです。バスの乗車時間は10分程度で、ケーブル下滝本駅に到着です。