浜辺美波&横浜流星「私たちはどうかしている」 見逃せない観月ありさのいびり
浜辺美波と横浜流星がW主演を務めるドラマ「私たちはどうかしている」(日本テレビ系、水曜午後10時)が注目を集める。19日第2話を迎えるが、横浜演じる椿(つばき)が浜辺演じる七桜(なお)をお姫様抱っこするシーンもあると、放送前からネットが盛り上がっている。人気の若手2人の主演だけに、話題性は抜群のようだ。
和菓子の世界で繰り広げられるラブ・ミステリー
同作は和菓子の世界を舞台に繰り広げられるラブ・ミステリーで、原作は累計発行部数200万部超の安藤なつみ氏による同名コミック。15年前に起きた金沢の老舗和菓子屋「光月庵」主人の殺害事件をめぐり、母の無実を証明するために乗り込む才能あふれる和菓子職人・花岡七桜(浜辺)と、周囲に敵意むき出しのクールな跡取り息子、高月椿(横浜)が、過酷な運命に翻弄されながらも惹かれ合う。 若手俳優の中でもたたずまいの美しさに定評のある浜辺と横浜をはじめ、さまざまなキャストが和テイストの背景で調理衣姿や和服姿をふんだんに見せてくれるのもドラマの魅力の一つ。しかしそんなトーンのやわらかな場面を切り刻むように、サスペンス感あふれるシーンが飛び込んでくる。その緩急がドラマを飽きさせない。 また、登場する和菓子もていねいに撮られており、思わず食べたくなってしまうほど。番組公式サイトではドラマに登場した和菓子の写真付き解説が掲載されているので、視聴後に見るのも一興だろう。 共演陣にも注目したい。光月庵の女将、椿(横浜)の母・高月今日子を観月ありさが演じているが、このドラマの大きな柱の一つになりそうだ。あの手この手で七桜(浜辺)を追い出そうといびり倒す役だというから、回を重ねるごとに注目度を高めていくに違いない。観月の悪役は珍しいが、1話でも得体の知れない迫力を感じさせた。大旦那役には佐野史郎がキャスティングされており、どんな活躍を見せてくれるか。ほか、高杉真宙、岸井ゆきの、和田聰宏、岡部たかし、前原滉、草野大成、山崎育三郎、須藤理彩、中村ゆり、鈴木伸之らが名を連ねる。 浜辺と横浜という人気上昇中の若手のW主演、2人にとってさらに弾みがつく作品になりそうだ。 (文:志和浩司)