【NFL】2025年にアイルランドを含む外国で8試合の実施を目指すNFLコミッショナー
2024年シーズン最後のインターナショナルゲームを前に、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルが来季のスケジュールについての概要を明らかにし、新たな国が初めてNFLの試合を開催する可能性も示唆した。グッデルは『NFL GameDay Kickoff(NFLゲームデーキックオフ)』で『NFL Network(NFLネットワーク)』のコリーン・ウルフに対し、リーグが2025年にアイルランドを含む米国国外で8試合以上を実施することを検討していると明かしている。
グッデルはニューヨーク・ジャイアンツ対カロライナ・パンサーズ戦が始まる前にドイツのミュンヘンにあるアリアンツ・アレーナで「スペインには間違いなく行く。それはすでに発表した」と語った。
「メキシコシティやブラジルに戻ることも期待している。イギリスには確実に戻るはずだ。そして、イギリス周辺、例えばアイルランドで試合を開催する可能性も検討している。それは1つの可能性だ。そして、ここドイツには必ず戻ってくる。もし合計が8試合になれば、それが私たちの目標だ」
NFLは2007年からイギリスでレギュラーシーズンの試合を実施しているが、まだアイルランド海を越えての開催は実現していない。ダブリンにあるアビバ・スタジアムではこの10年間で複数回、カレッジフットボールの試合が行われているものの、NFLのレギュラーシーズンゲームが実施されたことは一度もなく、リーグが国際展開をアイルランドにも拡大する場合は、2025年の試合会場として候補になりうるだろう。また、ダブリンにあるクローク・パークも候補地の1つだ。このスタジアムにはNFLとの歴史もあり、1997年にはピッツバーグ・スティーラーズ対シカゴ・ベアーズのプレシーズンゲームの開催地となった。
スティーラーズは将来的にアイルランドでの試合に臨む候補チームとなっている。前オーナーのダン・ルーニーは2009年から2012年まで駐アイルランド大使を務めており、スティーラーズはジャクソンビル・ジャガーズやニューヨーク・ジェッツと共にアイルランドをグローバル市場として指定しているNFLの3チームのうちの1つだ。