プラごみ分別回収 静岡市が28年度から リサイクル技術進展、国の方針受け【ニュースを追う】
県内、16市町は未実施
家庭系プラごみのうち、法律で自治体の努力義務とされている容器包装プラの分別回収を本年度実施している県内市町は19市町にとどまり、16市町が未実施だったことが静岡新聞社のまとめで分かった。 2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティー宣言」を21年1月に行った富士宮市は今年4月から分別回収を始めた。集めたプラごみを市外の中間処理施設に搬入し、工業用パレットなどにリサイクルしている。汚れが落ちないプラごみが可燃ごみに混入しているため、焼却炉の燃焼効率に変化はないという。 リサイクルが容易な白色トレーの分別回収はスーパーなど回収拠点の利用の呼びかけを含めて31市町が取り組み、ペットボトルの分別回収は全市町が行っている。