来年何かが起こりそうなライト級で西京佑馬と児玉兼慎がダウンを奪った上での判定勝ち【Krush】
2024年のKrushを締めくくる「Krush.169」(12月8日、東京・後楽園ホール)で来年のライト級のタイトル戦線に大きな影響を与えそうな2試合が行われた。 ライト級については前日会見でKrushの宮田充プロデューサーが「来年ライト級で考えていることがある」などと発言したことから、俄然注目度が上がっていた。 第9試合では元Krushスーパー・フェザー級王者の西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が古宮晴(昇龍會)と対戦し、ダウンを奪った上での判定勝ちを収めた。 西京は今年8月に約2年ぶりに戦線に復帰すると加藤港にKO勝ち。この日の勝利で2連勝となった。古宮は10月のK-1大阪大会で格上の篠原悠人にKO勝ちを収め、その勢いを駆っての参戦だったが、続けての格上狩りには至らなかった。 1R、ともにオーソドックスの構え。西京の右ローに古宮は左ミドル。西京の左ミドルに古宮は右カーフと蹴り合い。西京の左フックに左ミドルを合わせる古宮。西京は左ミドル、右カーフ、前蹴り。古宮は前蹴りを返す。西京は左インロー、右カーフ。西京は左ミドル、右カーフ、古宮は右ミドル、右ハイ。西京の右カーフが強烈。西京がワンツー。古宮はワンツーを返す。西京の右ローで古宮の左ももが赤くはれる。なおも前に出てパンチの西京。
2R、西京は左インロー、前蹴り。古宮は右ロー、右ミドル。互いのローが交錯。古宮はワンツー、右カーフ。西京の右ローで古宮がバランスを崩す場面が増える。パンチの古宮に西京は左インロー。前蹴り、右ロー。西京のワンツーに古宮が右ストレートを返す。西京のワンツーに古宮は右フック、左ボディー。古宮が右カーフ、西京はすぐにパンチ、前蹴りを返す。西京のワンツーにローを返す古宮。西京も右カーフを返す。 3R、古宮が左インロー、左ジャブ。パンチを返す西京に古宮が左ボディー。西京がジャブを返すが古宮は圧を強める。西京は小刻みなパンチをまとめる。そして前蹴り、左ミドル。古宮は左ボディー。古宮のローにワンツー。古宮は左ボディー。古宮の右ストレートに西京が左フックを返す。そして古宮が右のオーバーハンドを放ったところにカウンターのヒザを顔面に合わせ、西京がダウンを奪う。立ち上がった古宮は残り1分を切ったところで前に出てパンチを放つ。西京はカウンターの左フックを当てていく。ともにパンチを打ち合う中、試合終了。 判定は30-27、30-28、30-27の3-0で西京が勝利を収めた。