【ハイライト動画あり】Aシード3校、Bシード5校がベスト8に進出。全国高校ラグビー大会 3回戦
前半早々、ディフェンスでプレッシャーをかけた天理が、WTB坂田弦太郎(2年)のトライで先制したが、常翔学園も前半の終わりにSH(スクラムハーフ)元橋直海(2年)、WTB正脇俊輔(3年)のトライで、12-5と逆転に成功してハーフタイムを迎えた。
後半に入っても一進一退の攻防が続き、天理がラインアウトを起点にモールでHO稲塚潤(2年)のトライで追い上げたが、常翔学園は最後まで攻守に渡り攻めの姿勢を貫いて、CTB園田攻晴(3年)のトライで突き放して、17-10で勝利を収めた。
◆第1グラウンド結果 ○桐蔭学園(神奈川)46-0 山梨学院(山梨)● ●京都工学院(京都)5-21 國學院栃木(栃木)○ ○大阪桐蔭(大阪第1)69-0 倉敷(岡山)● ○常翔学園(大阪第3)17-10 天理(奈良)●
第3グラウンドでも4試合が行われた。第1試合は國學院久我山(東京第2)と大分東明(大分)のBシード同士が激突した。
2回戦は高鍋(宮崎)と引き分け、抽選で3回戦に進んだ大分東明(大分)が、試合序盤からペースをつかむ。前半にWTB下川悠輝(3年)の連続トライなど、3トライを立て続けに奪った。
國學院久我山もLO(ロック)吉澤輝(2年)のトライで1本返したが、前半終了間際に大分東明が、SO石川徠人(3年)のトライで追加点をあげ、24-5と大きくリードしてハーフタイムを迎える。
後半に入っても大分東明はトライやPGで得点を重ねて突き放し、41-12で快勝。初の花園ベスト8入りを決めた。
第2試合は東海大大阪仰星(大阪第2)と、報徳学園(兵庫)。地元近畿の強豪同士のカードとなった。なお、両校の花園での対戦は4年連続となった。
FW、BK関係なくボールをつなぐ「ノーラックラグビー」が武器の東海大大阪仰星が試合開始直後に、HO今津虎之介(3年)のトライで先制すると、終始ゲームの主導権を握り、前半だけで4トライを重ねて24-0とリードした