「伊澤を助けるのはあかりちゃん」『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりと伊澤彩織が語る“ちさまひ”の関係の深化
2021年に公開された映画『ベイビーわるきゅーれ』は、ティーン女子の殺し屋コンビのまったりコミカルな日常と激しいアクションで話題になりシリーズ化。さらに現在は地上波でドラマ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ! 』(テレビ東京系)が放映中と、その世界が広がり続けている。バイオレンス描写も激しいアクション映画ながら女性ファンの推し熱量も高いという。間もなく映画3作目が公開されるのを前に、主演の伊澤彩織さん(30)、髙石あかりさん(21)にインタビューした。 【画像】髙石あかりさん(左)、伊澤彩織さん(右)。
自然体で臨んだ濃密な3週間
――お2人が殺し屋コンビを演じるシリーズも『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』で3作目。今回の映画では何か新たなテーマをもって臨まれたのでしょうか。 髙石 特に新しいことはしていないです(笑)。前作の『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』以降、このシリーズでは何か新しいことをするのはやめようと思っていて、私と伊澤さんはとにかく流れに身を任せようと。『ナイスデイズ』(以下、3)は特に、池松壮亮さんや前田敦子さんが参加されて、そういう皆さんに動かされていく物語だったので、私たちはそこに身を任せて、自然体でいようという感覚でした。 伊澤 そうですね。事前に準備できることはアクションの立ち回りを体に覚えさせることぐらいで、あとは現場でどれだけ自分がその空間を把握できるか、楽しめるかどうかだなって思ってました。スタッフさんや周りの人たちが作ってくれる波に自分がしっかり乗れればいいなあって。 髙石 そうそう。 伊澤 でも始まってしまえばそれすらも考える暇もない怒涛の毎日でした。撮影期間も「1」の時は1週間、「2」は2週間、「3」は3週間って、どんどん長くなってきたんです。「3」は宮崎でロケをしたんですが、その間は1日の時間感覚が3から5日間分ぐらいになっていた。もうメチャクチャ長く感じるんです。今日の朝って昨日だっけ? みたいな。 髙石 あははは。 伊澤 本当に時間が濃すぎて、楽しかったです。だから、ずっと宮崎にいるような感じでした。実際は3週間しかいなかったんですけど。 髙石 ほんとうに密度の濃い撮影で、楽しかった。私は宮崎出身なので、故郷に大好きなスタッフの皆さんと伊澤さんが来てくれてるっていうだけで、自分の中で一個「ルンッ」ていう気分が増してました。毎日ワクワクして、うれしいなって思ってました。