箱根Vユニホームで「どこだ!?」と話題 実に120倍、右胸に刻んだ2000人規模の村に届いた効果
箱根駅伝
人口1933人の村に、確かに効果が波及していた。2日、3日に行われた第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)。青学大が2年連続8度目の総合優勝を果たしたが、選手が着用したユニホームの右胸部分にはある村の名前が。日本テレビ系で全国中継され、担当課によると通常の「120倍」の反響もあったという。 【画像】右胸に刻まれて驚異の「50→6000」に激増 箱根Vユニホームに掲出されたロゴの写真 5区で若林宏樹(4年)がトップに躍り出て以降は特に、先頭で中継に映し出され続けた青学大。アディダス製のフレッシュグレーンのユニホーム右胸には熊本県球磨郡の「水上村」の文字もあった。昨年3月に青学大が合宿地として2週間、標高1000メートルに位置するクロスカントリーコース「水上スカイヴィレッジ」や温泉旅館の「市房庵なるお」を利用。原監督が地方創生推進アドバイザーを務めている縁もあった。今年も3月に合宿予定がある。 昨年7月にロゴ契約を締結。箱根駅伝ではX上で「水上村ってどこだ!? 調べたら熊本県にあるんですね」「スポンサー増えた?」「初めて知りました」「早速認知度アップ効果が見込めているようでなによりです」「全国放送でPRできてる」「右胸スポンサー『水上村』が映るのいいね」「毎回映るの沸く」などと注目されていた。 水上村の地方創生推進課に取材したところ、同村のホームページへのアクセス数は往路の2日だけで6000となったという。普段は50程度だというから、およそ120倍。「その日は明らかに違った」と担当者も驚く。人口は昨年12月時点で1933人。10年前から合宿誘致に取り組んできた。 職員にも村外の知人から連絡が相次いだり、全国放送の取材が入ったりするなど反響は大きい。「今後10年もお客さん、選手、村の地方創生のために努めたい」と効果を繋げていく。
THE ANSWER編集部