横浜ゴムがスーパーフォーミュラ大運動会での近藤真彦会長デモランにプロトタイプレーシングタイヤを供給。再生可能原料比率を約60%に向上
9月27日、横浜ゴムは10月12~13日に静岡県の富士スピードウェイで開催される全日本スーパーフォーミュラ選手権第6・7戦にあわせて行われる“スーパーフォーミュラ大運動会”のデモンストレーション走行に、再生可能原料比率を約60%まで向上させた『ADVAN(アドバン)』のプロトタイプレーシングタイヤを供給すると発表した。 【写真】デモランに向けて事前テスト走行を行うRed Tiger SF23と縁石を乗り越える走りをみせる近藤真彦JRP会長 この大運動会は、大会来場者とともに盛り上がる『AUTUMN FESTA』イベントコンテンツのひとつとして実施され、スーパーフォーミュラにエンジンを供給するトヨタ(赤組)とホンダ(白組)の対決という演出を通して『競うことの楽しさ』や『勝つことの喜び』を感じてもらうことを目的に行われるもの。 大会初日となる12日(土)のピットウォーク後には、スーパーフォーミュラを開催する日本レースプロモーション(JRP)の近藤真彦会長が開発車両である“Red Tiger SF23(赤寅)”のステアリングを握るデモランの実施が予定されており、9月26日の事前テストから大きな注目を集めている。 そんなイベントに向けて、スーパーフォーミュラにワンメイクタイヤを供給する横浜ゴムは、大会期間中に行われる赤寅と近藤会長のデモ走行に、再生可能原料比率を約60%まで向上させた“プロトタイプレーシングタイヤ”を供給する。 2023年からスーパーフォーミュラに再生可能原料比率約33%のレーシングタイヤを供給している横浜ゴムだが、今回のデモ走行に使用されるプロトタイプレーシングタイヤは、現在供給しているレーシングタイヤの仕様に籾殻シリカ、植物由来オイル、サーキュラーカーボンブラックなどを新採用することで、再生可能原料比率が従来より高められているという。 プロトタイプレーシングタイヤの原料のうち、サーキュラーカーボンブラックとは「原料として用いるオイルを廃タイヤの熱分解により得られる熱分解油や植物油に置き換えて製造したカーボンブラック」と横浜ゴムは説明している。 [オートスポーツweb 2024年09月27日]