【トイレには正しい座り方があるって知っていた?】80%以上の人がやっている、トイレでの携帯使用が便秘に影響も…トイレの正しい座り方を専門家が伝授!
トイレには正しい座り方が存在することを知っている? 便が出にくかったり、痛みを生じたり、排尿時に問題がある場合、トイレに正しく座っていない可能性がある。 【写真】今すぐに出したい!トイレで便秘を解消する6つの方法 日本では明治以降、和式トイレから洋式トイレへの進化が進み、現在では洋式トイレの普及率が9割に達している。しかし、多くの人々がどのようにトイレで過ごすべきか、どのように排便、排尿を行うべきかを学んでいない。 今回はヘルスコーチのAYUMIさんに、トイレでの正しい姿勢を教えてもらった。 ▼AYUMI/米国認定ホリスティックコーチ
リラックスすることが基本
多くの人がトイレで携帯電話を使用していますが、調査によると約65%から88%の人がトイレに携帯を持ち込んだり、使用していると報告されています。トイレで携帯を使用することは、不衛生であるだけでなく、排便の際に集中力を削ぐ原因にもなります。携帯に気を取られると、体が発している自然な信号に気づきにくくなり、その結果、便秘や排便、排尿に時間がかかることがあります。このような習慣が続くと、消化器系の健康に悪影響を与える可能性があります。
トイレの正しい座り方:便秘解消のための5つのポイント
1. 膝を腰より高く保つ 便座に座るときは、足幅を腰幅に広げて、足をステップ台の上に置きます。これにより膝が腰よりも高くなり、排便と排尿を制御する筋肉がリラックスできます。ステップ台にはヨガブロック、踏み台、靴箱など手軽に利用できるものを使用すると良いでしょう。 2. 足裏でしっかり踏む 座った状態で、両足裏をしっかりとステップ台(または地面)に踏みしめてください。足が浮いていると適切に力を入れることが難しくなります。足裏でしっかり踏むことにより、適切に力を配分し、快適な排便が可能になります。 3. 少し前に傾く 座った状態で、肘を膝の上に置いて体を前に傾けてください。この姿勢は下腹部に圧力を加え、排便を促進します。初めは少し不自然に感じるかもしれませんが、慣れれば自然と行えるようになります。 4. 背骨をまっすぐに保つ 肘を膝の上に置く際は、腰が曲がって猫背になりがちですが、背骨を意識的にまっすぐに伸ばすよう努めましょう。この姿勢で背骨を伸ばすことで、腸がより垂直な位置に整い、腸管の末端のねじれが解消され、排便がスムーズになります。 5. 呼吸を行う 排便を助けるためには、お腹から深く吸い込んで、ゆっくりと息を吐き出す深い呼吸を心がけましょう。この深呼吸により、精神的にも体の緊張がほぐれ、リラックス状態になります。これによって肛門括約筋が緩み、スムーズに便を排出することができます。