「怒っている…」「闇落ち」 かわいい1円切手がまさかの姿に 一変した理由とは
郵便切手やはがきに、使用済みの印として郵便局で押される消印。そのスタンプによって見た目が一変してしまった人気の切手が、X(ツイッター)で大きな反響を呼んでいます。投稿者の秋津屋(@amazkizne)さんに詳しいお話を伺いました。 【写真】「怒っている…」「闇落ち」 消印で人相が一変してしまったぽすくま 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
「『なんや? ワレェ?』とかしゃべり出しそう」
「かわいいはずのぽすくまちゃんがスタンプのせいで人相悪くなってる……」 そんなコメントを添えて投稿された写真には、日本郵便のキャラクター・ぽすくまがデザインされた1円切手が写っています。2021年4月から、50枚1シートで販売されているシール式の切手で、愛らしいイラストが大人気です。 切手には消印が押されていますが、数字のかすれ具合などから、ぽすくまの人相を大きく変えてしまったようです。 強面になったぽすくまの切手には、7.7万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「怒っている……」「闇落ち」「ぽすくまちゃん ボスくまになってる」「スタンプひとつでここまで変わるとは驚きです」「『なんや? ワレェ?』とかしゃべり出しそう」「これが郵便局で配達に明け暮れ、幾多の正月を乗り切った猛者の顔か」などの声が寄せられています。
「かわいいぽすくまちゃんだ! と思ってよく見たら…」
ご機嫌斜めとしか思えないぽすくまの表情を披露したのは、張り子で狐面などを制作している秋津屋さんです。現在、多忙のため販売サイトは在庫ゼロ。「再開できるまでしばらくお待ちください」という状況だといいます。 そんな秋津屋さんは、忙しさでSNS投稿の頻度が下がっていたそう。「生存確認してもらおう」という軽い気持ちで、身の回りで起きたことを投稿することにしました。 ぽすくまの切手は、造型作家のまいけるからわた(@michaelkarawata)さんから送られてきた、個展の案内状に貼られていたもの。 秋津屋さんは「話題になっていた、かわいいぽすくまちゃんだ! と思ってよく見たらまったくかわいくない。消印とは思えないほどフィットしていました」と、人相が変わり果てたぽすくまに出合ったときの感想を明かします。
今回の投稿は、普段の投稿内容とテイストが異なることから当初は反応が少なく、フォロワーも一時的に減ってしまったそうです。しばらくして投稿を消そうとログインすると、むしろ大きな話題になっていて「呆然としました」という秋津屋さん。 「絵を描いてくださった方もいて、水夫のようなキャラになったぽすくまちゃんの絵に、声を上げて笑いました」と、大きな反響を楽しんだようです。
Hint-Pot編集部