グーグル検索で旅行サイトが上位表示されるポイントは? リークされた内部資料から読み解く、高評価のために欠かせない戦略【外電】
旅行事業者が考えるべきこと
良質な旅行関連サイトの条件:リーク文書の中には、旅行事業者など観光産業にとって、限定的ではあるものの重要なインサイトも含まれていた。グーグルでは、旅行関連サイトの質を評価する際にチェックしている複数の項目があり、例えば、使用言語、情報量、観光施設や運営主体の公式情報であるか、ホテルサイトの信ぴょう性などが含まれる。こうした条件をクリアすることが、表示ランキングの上昇につながっていく。 詳細な航空データ:グーグルでは航空会社に関するデータを細かく収集しており、グーグル・フライトなどのツール運営に役立てている様子だ。例えば、航空会社の問い合わせ先、荷物制限、運賃体系の詳細など。旅行関連サイトでも、航空関連コンテンツの最新情報を総合的にカバーすることが、グーグルと同じ方向を目指すことになる。 ホテルタイプの分類:グーグルでは、ホテルをカテゴリー別に分け、施設タイプ、星の数、混雑度などをトラッキングしている。旅行関連サイトでも、ホテルに関する詳しく正確なデータ提供に注力することが、検索表示での存在感アップにつながりそうだ。
結論
今回のグーグルAPI文書流出により、旅行事業者にとって貴重なインサイトの数々が明らかになった。なかでも注目すべきは、戦略的かつ総合的なSEO対策が求められているという点だ。質の高いコンテンツ、定期的なアップデート、戦略的なリンク構築とユーザー体験作りにフォーカスすることで、激しい競争の中にあっても自社ウェブサイトのポジションを向上することができる。 ※この記事は、世界的な旅行調査フォーカスライト社が運営する「フォーカスワイヤ(PhocusWire)」から届いた英文記事を、同社との正式提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。 著:ブレナン・ブリス氏(PROPELLIC社CEO) ▼オリジナル記事:GOOGLE’S ALGORITHM LEAK AND WHAT IT MEANS FOR TRAVEL SEO https://www.phocuswire.com/google-algorithm-leak-what-it-means-for-travel-SEO
トラベルボイス編集部