マドゥロ大統領の3期目就任式前に亡命中の野党候補ゴンサレス氏がアルゼンチンの大統領と会談…国際社会の支援訴え ベネズエラ
南米ベネズエラのマドゥロ大統領の3期目の就任式前に、2024年の大統領選の野党候補でスペインに亡命中のゴンサレス氏が4日、アルゼンチンの大統領と会談しました。 ゴンサレス氏は就任式に合わせて帰国する意向で、国際社会の支援を取り付けたい狙いがあるものと見えられます。 2024年7月の大統領選を巡っては、選挙管理当局が開票結果の詳細を示さないままマドゥロ大統領の勝利を発表しました。 一方、野党は選挙で不正があったとして、独自で実施した集計をもとにゴンサレス氏が勝利したと主張し、欧米諸国も選管当局は詳細な開票結果を公表していないなどとして、マドゥロ氏の勝利を認めていません。 その後、ゴンサレス氏は、政権の圧力から逃れるためにスペインに亡命していましたが、1月10日の就任式に合わせてベネズエラに戻る意向を示しています。 こうした中、ゴンサレス氏は4日、アルゼンチンとウルグアイを訪問し、それぞれの大統領らと会談しました。 今後、アメリカなども訪問すると見られ国際社会の支援を取り付ける狙いがあるものとみられます。 ゴンサレス氏には逮捕状が出されており、帰国すれば逮捕される可能性は高いとみられています。 ※写真中央がゴンサレス氏、左はアルゼンチンのミレイ大統領
フジテレビ,国際取材部