首相 近く公邸に引っ越し 点検、修繕作業が終了
林芳正官房長官は27日の記者会見で、石破茂首相が東京・赤坂の議員宿舎から首相官邸に隣接する首相公邸に、近く引っ越すことを明らかにした。「公邸の所要の点検、修繕作業が終了し、近々入居予定と聞いている」と述べた。その上で「首相が公邸に入居するか否かに関わらず、さまざまな緊急事態に対し、政府一体となった初動対処態勢を常に整えている。引き続き危機管理に遺漏のないよう万全を期す」と強調した。 首相は10月1日の就任後も議員宿舎暮らしを続け、車で約3分かけ官邸に通っていた。岸田文雄前首相も公邸で暮らしていたが、第2次政権の安倍晋三元首相は東京・富ケ谷の自宅から、菅義偉元首相は議員宿舎から通い続けた。いずれも危機管理に支障はないとの見解を示していた。