【KNOCK OUT】中島玲が初回KOで王座獲得「鈴木千裕選手の防衛戦の相手は俺しかおらんでしょう」
KNOCK OUT「K.O CLIMAX 2024」 2024年12月30日(月)神奈川・横浜武道館 【写真】渡部をパンチで倒す中島 ▼メインイベント(第15試合)KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R ×渡部太基(TEAM TEPPEN) KO 1R 2分41秒 ※3ノックダウン 〇中島 玲(フリー) ※中島が新王座に就く。 渡部は藤原ジム所属として2006年3月に全日本キックでプロデビュー。Krush、M-1、REBELS、RISEなど様々なリングで活躍し、2011年1月にトーナメントで優勝して初代WPMF日本ウェルター級王者となり、2016年1月にはKrush同級王座を奪取。2024年で引退することを表明し、2月に漁鬼に判定負け、4月はCAZ JANJIRAにKO勝ち、6月は小川悠太に延長戦の末に判定負け。10月の1回戦では西川康平と倒し倒されの激闘を演じ、初回KO勝ちで決勝へ。戦績は26勝(15KO)31敗2分。 中島は2019年にボクシングでプロデビュー。2020年10月にプロ4戦目にして前OPBF東洋太平洋ミドル級王者・細川チャーリー忍を判定に破る大金星をあげて注目を浴びる。2023年4月には日本スーパーウェルター級暫定王者決定戦でTKO勝ち。2024年1月9日にボクシングで最後の試合を行い、6勝(1KO)2敗の戦績を残してキックボクシングに転向した。3月20日の『K-1 WORLD MAX』でヴィクトル・アキモフにKO負けも、6月のKNOCK OUT初参戦でKNOCK OUT-REDスーパーライト級王者・バズーカ巧樹をTKOに破った。10月の1回戦では漁鬼とダウン応酬の熱闘を繰り広げ判定勝ち。 1R、まずは渡部が左ハイ、左前蹴り。中島はステップで左へ回り込んでいき、飛び込んでの左フックでいきなりダウンを奪う。立ち上がった渡部は再び前へ出るが、中島は相手をよく見ながらステップで左へ回り込んでいき、渡部が追いかけてきたところへ狙いすました右ストレートで2度目のダウンを奪う。 渡部は左ストレートを繰り出していくが中島がステップで回り込んでかわす。その中島の右ストレートをかわして左ストレートを打つ渡部。ダメージがあるのか渡部は足がおいついていないが、前へ出て左ストレートを打って行く。中島は回り込んでの左フック、そして飛び込んでの右フック。渡部はフラフラと後退し、3度目のダウンを喫した。 3ノックダウンで中島がKO勝ち、渡部をばっさりと介錯し、キックボクシングで初めてのベルトを巻いた。 「皆さん、始めましてボクシング界から来ましたキックボクサーの中島玲です。カッコよかったっしょ。いろいろないい試合があったと思いますけれどMVPは中島玲でしょ。そして明日は我らが鈴木千裕のタイトルマッチということで、鈴木選手は明日クレベル選手にしっかり勝ってもらって、僕と鈴木千裕選手のKNOCK OUTの防衛戦の相手は俺しかおらんでしょう。僕がKNOCK OUTを引っ張っていくのでよろしくお願いします」と、鈴木千裕戦をアピールした。
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