ヨネックス「EZONE GT Type-S」ドライバーを試打! 癸生川プロが「ガチで使用したい」と唸った性能とは?【ガチ試打計測・動画あり】
小島プロによるデータ分析は、「まず癸生川プロが『フェースが若干左を向いて当たった』というコメントですが、これは試打の前にクラブスピード40m/sで打った時に若干つかまらない球が出たので、42m/sで打った時にプロの本能で多少つかまえに行く動きが出たんだとは思います。ただ、それを加味しても、左に行きにくいヘッドだなと言っていいんだと思いますよね。癸生川プロの『強い球が出る』というコメントですが、確かに、スピン量は1987rpmと少ないです。打点が11ミリ上に当たっていますけど、これが真ん中に当たったと想定しても2200~2300rpmで収まるかなと思うので、確かに強い球が出るヘッドのイメージです」。
芯を外した時の寛容性を検証①トウヒット
25ミリとかなりトウでヒットした球はドローがかかった。フェードバイアスのヘッドにしてこの結果に関して癸生川プロのコメントは、「先に当たるとこう(トウ側が押されてフェースが開く)なるけど、その印象が少ない。でも今のところに当たっても打った瞬間にそこまで嫌な感触というか、「ヤバい!」っていうような感じがないんですよね。右にすっぽ抜けるのも、うわ先っぽだと思ってバーンと引っ掛けるみたいな感じもないから、僕は良いと思いますね」。 この癸生川プロのコメントと試打結果をデータ面から検証してみよう。 ◆トウヒットの試打データ トラックマン4のデータ クラブスピード●43.0m/s ボール初速●63.6m/s 打ち出し角●10.0度 スピン量●2201rpm 降下角●23.7度 キャリー●208.5Y 飛距離●249.2Y 打ち出し方向●2.9度右 スピンアクシス●7.8度左 SIDE●1.4Y左 GCクワッドのデータ Hインパクト●25ミリヒール Vインパクト●4ミリ低
芯を外した時の寛容性を検証②ヒールヒット
23ミリヒールでヒットした打球は、かなりのフェードボールとなったが、癸生川プロはどういった印象を持ったのか。 「(打球が)凄い戻ってきたね(笑)、ギア効果満載の飛び方をしていた。かなりヒールに当たったので、それなり左に飛び出す感じはあってちょっとドキッとしたけど、でも打球を見たらこう上手く戻ってきたから、安心できたというか」 この癸生川プロのコメントと試打結果をデータ面から検証してみよう。 ◆ヒールヒットの試打データ トラックマン4のデータ クラブスピード●42.4m/s ボール初速●62.1m/s 打ち出し角●10.6度 スピン量●3639rpm 降下角●36.4度 キャリー●213.5Y 飛距離●234.7Y 打ち出し方向●6.7度左 スピンアクシス●11.5度右 SIDE●3.6Y左 GCクワッドのデータ Hインパクト●23ミリヒール Vインパクト●0ミリ低