【マイルCS予想】前走4角での位置取りが重要!人気上位の一頭が該当した消しデータとは
今週の日曜日は、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(GI・芝1600m)が行われます。 【写真】ナミュールのこれまでの軌跡 11年以降に京都芝1600mで開催されたマイルCS(計10レース)では、前走4角で12番手以内につけていた馬が10勝2着9回3着9回と圧倒しています。前走の勝負所である程度の位置につけられる馬にチャンスがあると言えそうです。 マイルCSは一線級の馬が集う一戦です。逃げや先行を得意とする馬も十分な能力があり簡単にはバテませんので、後方一辺倒の馬では厳しいのでしょう。前走の段階からマイルCSでの好走パターンに当てはまるような競馬を経験していることが重要になってくると言えるのではないでしょうか。 今年のマイルCSでも前走で極端に後ろからの競馬をしている馬には注意が必要です。11年以降に京都芝1600mで開催されたマイルCSでの傾向を考えると、そのような馬が期待を裏切ってしまうようなシーンがあるかもしれません。 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。 【条件】 前走4角13番手以下(ただし、前走1400m以下だった馬は除く) [0-0-0-13]複勝率0% 該当馬:タイムトゥヘヴン、ナミュール ※特に言及のない限り、データは11年以降の京都芝1600mで開催されたマイルCS(計10レース)を対象にしています。 上位人気が予想されるナミュールが該当しました。 データ対象のマイルCSで前走13番手以下の馬は20頭が出走し、2着1回と悲惨な成績に終わっています。馬券に絡んだのは15年のフィエロ。この馬は前走で芝1400mに出走しており、距離延長のローテーション。1400mから1600mになることで追走が楽になり、前走よりもいい位置で流れに乗れたことが好走要因と考えられます。 該当馬に挙げたナミュールの前走は安田記念に出走し、4角では13番手の位置取り。前走から距離延長のローテーションではありませんし、データ対象のマイルCSでの傾向を踏まえると人気を裏切るシーンがあっても驚けません。 昨年のマイルCSや今年の安田記念の走りから上位人気になるのは確実でしょうが、今回は不安材料も抱えているだけに信頼はしにくい印象です。妙味は薄い1頭ですし、ここは思い切って本馬の評価を下げて考えることも的中を得るためには必要なのではないでしょうか。 重賞レースの参考に、是非お役立てください。