巨人、R・マルティネス獲りへ“背に腹は代えられない”切迫事情 「大山資金」以上の根拠が…方針転換で9年ぶりキューバ選手に本腰
巨人ではガルシア以来のキューバ選手
巨人は今季、DeNA戦で16勝8敗1分けと5球団との対戦では最多の貯金を稼ぎ出した。しかし、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで屈し、日本シリーズに進めなかった。来季はリーグ2連覇、そして日本一への障壁となってくるだけに、戦力アップを看過するわけにはいかない。 「好選手を他球団で活躍させないため多少、補強ポイントからはずれていても抱えてきた歴史が巨人にはあります。今オフに大山を取りに行ったことも岡本(和真内野手)の来オフのメジャー移籍に備えると同時に、ライバル球団の阪神から主砲を引き抜くことで戦力ダウンを狙う意図があったはずです。マルティネスをDeNA入りは何としてでも阻止しにくるでしょう」(中日関係者) マルティネスは母国キューバから亡命していないため、キューバ政府や同国野球連盟などが交渉窓口となる。巨人は2016年のアドリス・ガルシア外野手を最後にキューバ選手の獲得を控えてきた。ガルシアがシーズン途中に帰国、亡命騒動を起こすなどしたためだ。ただ今オフは背に腹は代えられない事情があるだけに、9年ぶりにキューバ選手の獲得に乗り出すことになりそうだ。 デイリー新潮編集部
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