【特集】「故郷の仲間たちへ」 ウガンダから日本へ 母国への想いと夢抱きプロ目指す カトーエドリン(読売テレビ「あすリートPlus」)
■「日本のプロ野球かメジャーリーグに」無限の可能性秘めウガンダから日本へ
日本から遠く離れたアフリカ・ウガンダ共和国。兵庫県三田市に母国・ウガンダへの強い想いを胸に、野球に懸ける選手がいます。 番組テーマソング「証拠」がBGM!バレーボール 林 琴奈(JTマーヴェラス) 関西独立リーグである兵庫ブレイバーズの投手・カトーエドリン選手。現在17歳、日本ではまだ高校生の年齢である彼は、故郷・ウガンダから遠く離れた日本で、毎日強い想いを胸に野球に打ち込んでいます。 (カトー)「僕はまだ若いので、大きなチャンスも大きな夢もあります。もっと練習してレベルを上げて、日本のプロ野球かメジャーリーグにいきたいです」 夢を語るいきいきとした表情とビッグスマイルが素敵なカトー選手。しかし、一度マウンドに上がれば表情が一変。真剣な眼差しで相手に立ち向かいます。 長い手足を生かしたフォームから放たれる直球は、なんと140キロ超え。無限の可能性を秘める17歳のポテンシャル、プロ野球界からも高い注目を集めています。
■「常に自分の国のことを」母国への想いと夢
カトー選手の母国・ウガンダ共和国は平均年収が10万円と言われ、国民の貧困が大きな課題となっています。そんな故郷で生まれ育ったカトー選手が野球と出会ったのは、8歳の頃。JICAの活動を通じて、日本人から野球を教わったことがきっかけでした。 しかし、経済状況が厳しいウガンダ共和国では、野球道具も練習環境も発展途上段階。そんな中、ある一言に出会ったことをきっかけに、彼の人生の歯車が回り出しました。 【野球には外国でお金を稼ぐチャンスがある】、そうカトー選手に教えたのは、9年前、兵庫ブレイバーズに所属し、日本での活躍に挑戦したオケロ・ペナードさんでした。オケロさんは、日本での活動後、ウガンダ共和国で野球の技術指導をスタート。その元で練習に励んだカトー選手は、晴れて日本からのオファーを勝ち取りました。 (カトー)「最初にコーチから言われたのは、【常に自分の国のことを考えて行動しなさい】ということでした。そしてもし、日本のプロ野球かメジャーリーグと契約ができたら、【今度は君が故郷の仲間を支援しなさい】ということも言われました」