平均パット数4季連続1位。アプローチ&パットの強さはトレーニング内容に秘訣があった!【青木瀬令奈の強さは分離動作&踏む力①】
斎藤トレーナーのカラダ分析
「フィジカルが強いわけではないですが体の使い方が上手い」 「フィジカルは決して強くないですが、体の使い方が上手く、コーディネート力や再現性が非常に高いです。イメージしたように体を動かせている感じです。青木選手の能力が伸ばせるメニューを日々考えています」(斎藤)
パッティングを支える土台の安定感
青木選手の平均パット数はパーオンホールだけのスタッツではなく、1ラウンド当たりのもの。つまり1シーズンの全ホールの平均パットである。青木のパットの上手さの秘密とは? 「パッティングは骨盤を止めて上半身を動かします。これは上下の分離動作と呼ばれるもので、青木選手のようにパットが上手い人ほど、分離動作も優れています。この分離動作は下半身を固定させたまま、上半身を動かす(腕を左右に振る)トレーニングで鍛えられます。ラウンド前のウォームアップにも最適ですので、ぜひ試してみてください」(斎藤)
青木が実践する「分離動作」トレーニング
上下の分離動作 ① ドライバーのスタンスで左右に振る 「長い棒がいいのでドライバーがおすすめです。両手を幅広く持つほど、上半身は回しやすくなります。頭を正面に残したまま(視線を固定)、棒を左右に大きく振ります」(斎藤)
上下の分離動作 ➁ 前後スタンスで左右に振る
「前後足になると難度が上がります。右足が前のときは右側に振り、左足が前のときは左側に振ります。骨盤が動きづらい状態で体を回すのがポイントです。頭は正面にキープします」(斎藤)
アマチュアにも大いに参考になるトレーニングばかり。明日12時半ころ公開の後半では、アプローチ&ショットのトレーニングについてご紹介しよう。 PHOTO/Akira Kato、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa ※週刊ゴルフダイジェスト1月7日・14日合併号
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