単独首位で迎える運命の最終日 永井花奈は「ショット、パッティングとも不安要素がそこまでない」と確かな手応え
「シーズン中ではあり得ないくらいパーオンしている(笑)」
◆国内女子プロゴルフ QTファイナルステージ 11月26~29日 葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース(静岡県) 6454ヤード・パー72 【写真】「とーっても美しかった」 永井花奈が“大女優”との共演に興奮隠せず 「一緒にラウンドしてみたい」と同伴希望者も続々? これが実際の投稿です
強い風と厳しい寒さとの戦いでもあったQTファイナルステージの3日目。 森井あやめ、セキ・ユウティン、サイ・ペイインら上位陣が軒並みスコアを落とす中、3バーディー、2ボギーの「71」で回り、通算7アンダーの単独首位に浮上したのが永井花奈だ。
初日から「70」「68」「71」とアンダーパーのプレーを続け、抜群の安定感が光るここまでの戦い。 「すごい安定していると思います。シーズン中ではあり得ないくらいパーオンしているので(笑)」と思わず笑みがこぼれる。自分でも納得のいくゴルフができているようだ。 1日を通して吹いていた風に苦戦する選手も多い中、「確実にこっちへ行くというのが分かっていたので、比較的回りやすかった」。打球の行方を想定しながらプレーできたことが、このスコアにつながったと振り返る。 4日間の目標に定めているのは“1日2アンダー”。この日は惜しくも達成できなかったが、昨日の貯金が生きてこのペースは維持。 順位も2位に2打差をつけてトップに躍り出たが、あくまで目標を達成することに重きを置いてプレーを続けると意気込む。 「きのうが終わってだいぶ楽になりました。ショット、パッティングとも不安要素がそこまでない」 来季前半戦(第1回リランキングまで)の出場権獲得は35位前後がボーダーラインになると見込まれているため、ほぼ“安全圏”に入ったと言えるが、「守りに入りすぎると、こういうナーバスな試合では簡単に(順位が)落ちていくと思うので、ハーフを1アンダーくらいで頑張っていきたい」と、最後まで自分のゴルフに徹するつもりだ。
永井 花奈(ながい・かな)
1997年6月16日生まれ、東京都出身。6歳から競技を始める。2014年から日本ゴルフ協会のナショナルチームメンバーとして活躍し、同年「日本女子オープン」でアマチュアながら3位に入った。15年末には米ツアーの予選会を受験。16年1月にプロ宣言して米ツアー「ISPSハンダ オーストラリア女子オープン」でデビューした。16年のプロテストにトップ合格。17年「樋口久子 三菱電機レディス」は最終日が降雨による中止となり、畑岡奈紗らを1打上回ってプロ初優勝を飾った。
ゴルフのニュース編集部
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