商売繁盛願い200キロの大マグロ奉納 賽銭張り付け「金が身につく」 兵庫・西宮神社
商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社として知られる兵庫県西宮市の西宮神社で8日、「招福大まぐろ」が奉納された。マグロに賽銭(さいせん)を張り付けると「金が身につく」とされ、参拝客は次々と硬貨を張り付けていき商売繁盛や金運アップを願った。マグロは「十日えびす」(9~11日)の期間中、拝殿に飾られる。 今年のマグロは体長約2メートル、重さ約200キロの鹿児島県産で、刺し身にすると約千人分になるという。大マグロを奉納した神戸市東部水産物卸売協同組合の村上義國理事長は「昨年は能登地震で大変だったが、今年は何もなく、1年をみんなが平穏に過ごせるように」と願った。 参拝に訪れた西宮市の重松建夫さん(73)は「毎年来ている。建築業の仕事の商売繁盛を願った」と話した。