メルセデス EQAからメルセデスAMG GT 63 4MATICまで真夏に乗る最新型メルセデス・ベンツ4台一気乗り
メルセデス・ベンツ日本が、バージョンアップされた最新モデル4台の試乗会を開催した。BEVからハイパフォーマンスモデルまで試乗した試乗記を、真夏の東京からお届けする。(車輛提供:MBJ)
メルセデス・ベンツ EQB350 4MATIC 最初に試乗することになったのはBEVモデルのEQB。EQBには250と350があるが、今回は350で四輪駆動の4MATICである。EQAと比べ、7人乗りとなっているのがEQBである。従来モデルからの大きな変更点としては、アプリの向上と、外部への給電が可能となるV2H/V2Lに対応になったことだが、2輪駆動モデルの「EQB 250+」に関してはバッテリー容量が66.5kWhから70.5kWhと大きくなり、これに伴ってWLTCの一充電走行距離が520㎞から557㎞になっていることなどがあげられる。
今回試乗した「EQB 350」には前に交流誘導電動機が、後ろに交流同期電動機が搭載され215kW/292PS/520NmとAMG並みのトルクを誇る。走り始めて最初に感じたことは、試乗車にはオプションの235/45/R20のピレリP Zeroを履いているにも関わらず、乗り心地がどっしりと良いことだが、これには当然2180㎏の車重も貢献していることは間違えない。
BEVの利点の一つはエアコンがキンキンに効くことで、メルセデス・ベンツのエアコンは昔から効きが良いことで有名だが、EQBの灼熱の車内もあっという間に室温は快適になった。走行性能は滑らかで力強く、都内の交通の流れをあっという間にリードすることができる。その反面バッテリーの減りは速く、ちょっと加減速が多かったこともあり99%あったバッテリー容量が20㎞ほど試乗した後には90% となっていた。
EQBは7シーターなので荷室にきれいに収納されたサードシートを試そうとアレンジを行ったが、パズルのように難しくスペース自体もミニマムなものだったが、いざというときに7人乗れることはEQAにはない魅力である。
メルセデス・ベンツ EQA 250+
二台目に試乗したのはこちらもBEVモデルたる「EQA 250+」。本来ならこちらから試乗するべきだったのかもしれないが、スケジュールの都合で「EQB 350」の後に乗ることになってしまった。今回の大きな変更点はEQBと同じようにアプリの向上と外部への給電が可能となったことに加え、交流誘導発電機だったフロントモーターが交流同期電動機となり、140kW/190PS/385Nmの性能を持つ。またバッテリー容量も66.5kWhから70.5kWhへと大きくなり、従来までの422㎞から591㎞へとWLTC一充電走行距離が40%も増えたことが大きな進化となっている。
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