育成→支配下→戦力外→他球団と契約、激動の1年「めちゃくちゃ悔しかった」仲田慶介、決別の決意と闘志
◆記者コラム #タカ番24時 「1軍のレギュラーとして活躍することが目標」。ソフトバンクから戦力外通告を受け、来季から西武の育成選手としてプレーする仲田慶介内野手(25)は闘志を燃やす。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 福岡大から2022年に育成ドラフト14位で入団。3年目の今季は激動のシーズンとなった。開幕前に支配下登録を勝ち取り、4月29日の西武戦でプロ初安打を記録。ただ1軍出場は24試合にとどまり、打率は2割1分4厘だった。 ファームにいた7月、タマスタ筑後で汗を流す仲田の姿があった。野球に対する貪欲さは、背番号が2桁になっても育成の頃と変わっていなかった。むしろ、その時より増しているとすら感じた。 1軍で打席数に恵まれなかった悔しさを胸に打撃を強化。ウエスタン・リーグでは9月に22試合で打率4割2分9厘を残し、月間MVPを獲得した。「これでやっていくというものをつかんだ」と語っていた。 だが11月に戦力外通告を受けた。育成選手契約を打診されたが、他球団のオファーを待った。「ソフトバンクでは入団から必死にやって支配下をつかんだ。半年ほどで再び育成。(育成時代の背番号)『155』と同じ気持ちではできない」と明かした。 「この1年はめちゃくちゃ悔しかった」とも吐露。縁あって西武に移籍するが「ユニホームは変わるけど、1軍で躍動する姿をしっかり見せたい」。両打ちで内外野とも守れるユーティリティープレーヤーは、ホークスファンへの感謝を忘れていない。(濱口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社