岩手県沖で最大震度5強の地震 気象庁が会見「土砂災害、雪崩に警戒を」
18日午後11時25分ごろ、岩手県沖を震源とする強い地震が発生し、岩手県野田村で最大震度5強を観測したほか、北海道～東北地方にかけて震度5弱～1の揺れを感じた。気象庁によると、震源の深さは18キロ、地震の規模を示すマグニチュード（M）は5.6と推定される。この地震による津波の心配はなかった。 気象庁は地震からおよそ2時間後の19日午前1時25分から記者会見を行った。宮岡一樹・地震情報企画官は「19日は低気圧が三陸沖を急速に発達しながら北上する。揺れが強かった地域では、地盤が緩んだり、積雪が不安定になったりしている可能性がある。土砂災害や雪崩が発生するおそれがあるため注意、警戒が必要です。今後の地震活動、降雨・降雪の状況に十分注意して」と呼びかけた。 なお、この地震の2日前の16日午後11時36分に発生した最大震度6強の福島県沖の地震（M7.4）との関連については「距離が離れているので関係があるとは考えにくいと思うが、いまのところは分からない」としている。
震度4以上が観測された市町村
（岩手県） 震度5強＝野田村 震度5弱＝普代村 震度4＝宮古市、久慈市、九戸村、一戸町 （青森県） 震度4＝八戸市
