名古屋市・河村市長が定例会見1月25日(全文1)すでに救急医療にも影響
2月3日からバンクシー展開催
しかしそのころは富士通だとか、ソニーだとか、NECだとか、まだ立派な企業たくさんあったのよ、1990年代は。だけど私が思うところには、住基ネットなんかやっとったけど、住基ネットと財政危機と、この2つで大変に遅れを取るようになってしまったということでございますので、よほどの気持ちで取り掛からなあかんということで、名古屋、そういう気持ちでやっていきましょうということでございます。 次に金山南ビル美術館と旧名古屋ボストン美術館の再開についてでございます。金山南ビル美術館と名古屋ボストン美術館が閉館した2018年の10月から未活用となっていますが、試行的に短期貸し付けによる暫定利用を図る方針としまして、その第1段を来週2月3日から、世界的に話題のアーティスト、バンクシーの作品を扱った展覧会場として2年4カ月ぶりに美術館を再開しますと。今回ですが、5月31日まで、4カ月のロングランと。感染対策はしっかりやりますと。お出掛けのときは十分ご配慮をいただきたいと。それから、また、バンクシー展の開催に合わせて複数の事業者によってタイアップ企画を企画していただくことになりました。コロナ禍ではありますが、世界的に話題の展覧会が名古屋初開催ということで地域の活性化につながり、経済にとってもプラスの効果が出ることを期待しております。
行動自粛や感染防止に協力を
また、関連のご報告としまして、暫定利用をはじめとした美術館等の今後の利活用の問い合わせ、展覧スペースの内覧に対応するため、展示室の未利用の状態や実際の利用の場面のイメージを映像化して、2月1日より名古屋市公式ウェブサイトで公開することにしました。今回、映像化に当たっては市内で活動するアーティストや文化芸術に携わる皆さまを支援するという趣旨で、ウェブ芸術展覧会を企画しました。バンクシー展のような短期貸し付けによる暫定利用やウェブ映像の公開などを通じて、当分の間、実験的な活用の実績を積み上げながら美術館等の今後の利活用策について検討していきたいと思っております。 次に新型コロナウイルス感染症に関する現状、および本市の対応についてご報告いたします。まず市内における新型コロナウイルス感染症の発生状況ですが、1月18日月曜日から昨日までの1週間で新規患者が合計603名発生いたしました。また、先週は22名の方がお亡くなりになりました。この中には自宅療養中の方が1名含まれております。心よりお悔やみ申し上げます。 現在、入院を希望される全ての方が即座に入院できない状況が続いており、引き続き病床確保に努めておりますが、入院調整においてはぎりぎりの調整を行っているところでございます。すでに救急医療にも影響が出始めており、これ以上新規患者を増やさないためにも市民の皆さんにはいま一度、さらなる行動の自粛や感染防止にご協力をお願いします。ここのところでも若干遠慮して書いてありますけど、名古屋のやっております疫学調査、保健所からの調査については、これは市民の皆さんの協力が不可欠ですので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。 また、昨日発表の時点で名古屋市民の入院者数は263名となっており、その内訳の入院数は、市内の医療機関215名、市外の医療機関48名でございます。なお健康観察の対象となっている方は先週の2370名から減少し、現在約1910名ということでございまして、引き続き保健センターにおいて丁寧に健康状態の確認など、フォローアップを行っております。