ロシア西部州で学童避難計画 ウクライナの砲撃激化受けて
ベルゴロド、ロシア、3月21日 (AP) ― ウクライナ軍による越境砲撃とドローン攻撃が続くロシア西部のベルゴロドでは3月20日、学童・生徒らの大規模避難が計画される中、大学や専門学校などの閉鎖が拡大している。 ベルゴロド州知事によれば、州都に対するウクライナ軍の大規模砲撃で3人が死亡、17歳の女性など2人が負傷したという。先週だけでも砲撃で16人が死亡した。 ウクライナ軍の砲撃で死者や負傷者が出るに至り、学校は春休みに入る前から閉鎖されており、州都周辺の学校は20日と21日も閉鎖される。 また、大学や専門学校は遠隔授業に変更され、サークルや文化・スポーツなどの教育機関は閉鎖されたままとなる。 州知事は約9000人の学童・生徒の避難計画を発表。その翌日に学級閉鎖や遠隔授業への切り替え措置が公表された。 ロシア国防省は、ベルゴロド州で20日午前中、13機のウクライナ軍ロケットを迎撃したと発表した。 ロシアの侵攻が3年目に入った今月になって、ウクライナ軍は国境線から約30キロしか離れていないベルゴロドに対して、越境砲撃を激化させている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)