かんぽ不適切販売問題 特別調査委が会見(全文2)民営化前から行われていた
かんぽ生命保険で顧客に不利益となる不適切な販売が発覚した問題で、弁護士の伊藤鉄男氏を委員長とする特別調査委員会が18日午後、記者会見で最終報告書を公表した。 【動画】かんぽ不適切販売問題で調査結果公表へ 日本郵政の長門社長ら会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「かんぽ不適切販売問題で調査結果公表へ 日本郵政の長門社長ら会見(2019年12月18日)」に対応しております。 ◇ ◇
組織ぐるみではないのか
日本テレビ:日本テレビの【スズキ 00:33:39】と申します。募集人に行なわれたアンケートを見ますと、上司でありますとか上長が不適切な販売を黙認しているというふうに68%の方が考えていたと回答されています。そうしますといわゆる組織ぐるみと言われても仕方のない実態があるのではないかというふうに捉えることができますけれども、こちらは調査委員会としてどうお考えになっていらっしゃるかということと、経営幹部の責任について現時点でどのように見ていらっしゃるか、こちらについてお聞かせください。 伊藤:まず、あとのほうの質問ですが、経営幹部の責任っていうのは今回の調査の、われわれの対象にもともとなっておりませんので、それをお答えするわけにはいきません。それから黙認したから組織的かという議論、そういうお考えですけれども、組織的に黙認していたというわけではないというふうに思いますけれど、個別的ないろいろな、先ほど述べたような好成績者を優遇してきた、そういう土壌の中で、そういう人たちもなかなか指導を十分できなかったという、そういうふうに捉えており、アンケート等の結果、あるいはヒアリング等の結果そういうふうに考えていますので、単純に、だからそれが組織的にやられていたというようには委員会としては考えておりません。 早川:すいません、早川です。追加させていただきます。ちょっと誤解のないようにというか正確に申し上げますと、委員長の申し上げたことの補足になるんですが、募集人アンケートというのは、直近の5年間ではなくて、これまで募集業務に従事したことがある方を対象としているので、かなり、10年、20年以上募集人経験がある人、その中で募集人経験がある人の中で見聞きしたことがあるという回数も含まれています。