<センバツ>春日部共栄「少ない好機生かす」高松商「最少点差で」 初日第2試合で対戦の両監督
第91回選抜高校野球大会に出場する高松商は大会初日の23日、第2試合(午後1時開始予定)で春日部共栄(埼玉)と対戦する。高松商の長尾健司監督(48)と春日部共栄の植竹幸一監督(49)に、試合への意気込みや相手チームの印象などを聞いた。【潟見雄大、畠山嵩】 【写真特集・イチローの軌跡】愛工大名電、オリックス時代の写真も ――相手チームの印象は。 長尾監督 一言で言うと強豪チーム。埼玉県という激戦区を勝ち抜いてきた力のあるチームという印象だ。 植竹監督 四国のチャンピオンで伝統校。粘り強い野球をしてくるという印象。香川卓摩投手(3年)を中心にまとまりのあるチーム。 ――警戒する相手選手は。 長尾監督 特にバッテリーで打線でも中軸の村田賢一投手(3年)と石崎聖太郎主将(同)に気を付けたい。精神的な支柱になっている気がする。 植竹監督 投打の中心である香川投手やパワーヒッターの立岩知樹選手(3年)、四国大会などで好調だった浅野怜(れん)選手(同)を警戒している。 ――理想の試合展開は。 長尾監督 押される展開は、ある程度想定している。最少点差で付いていき、終盤まで粘りたい。相手の攻撃にどこまで守りが対応できるか。 植竹監督 村田投手を中心にしっかり守って接戦という展開になると思う。試合の流れの中で、少ないチャンスをどれだけ生かせるかがポイント。 ――チームの状態は。 長尾監督 けが人もなく、体調もいい。試合で相手から学ばせてもらい、それに食らいついていく姿勢を選手は見せてほしい。 植竹監督 甲子園入りしてから打撃の調子を落としている選手が何人かいたが、ここ2、3日で上がってきている。順調だ。 ――意気込みを。 長尾監督 一個一個のアウトを全員で必死に取りにいく。それを27回繰り返すしかない。気を抜かずにベストプレーをしたい。 植竹監督 まず甲子園を楽しんで、一戦一戦頑張ってやっていく。明るく楽しく元気よくやってほしい。