【ハイライト動画あり】シードの8校が激突、『桐蔭対決』は桐蔭学園が勝利。全国高校ラグビー大会 準々決勝
大阪・東大阪市花園ラグビー場で行われている「花園」こと、全国高校ラグビー大会はベスト8が出揃い、1月3日(金)は準々決勝の4試合が行われた。今年のベスト8には全てシード校が勝ち上がった。 【ハイライト動画】準々決勝 大阪桐蔭 vs. 桐蔭学園
第1試合は初のベスト4を狙う大分東明(大分)と、優勝5回の強豪・常翔学園(大阪第3)のBシード同士の激突となった。地元・大阪の常翔学園は前半2分にラックから展開し、高校日本代表候補でキャプテンのNO8(ナンバーエイト)井本章介が先制のトライを挙げた。
だが、接点で上回っていた大分東明はキャプテンのLO(ロック)石川波潤(3年)の連続トライで逆転に成功し、さらにカウンターからWTB(ウィング)下川悠輝(3年)のトライでリードを広げた。常翔学園もWTB正脇俊輔(3年)が前半終了間際にトライを返して、19-12と大分東明が1トライ差のリードで折り返す。
後半に入ると常翔学園はキャプテンのNO8井本が再びトライを奪い、2点差に追い上げた。9分、スクラムで優位に立った常翔学園は、再びWTB正脇のトライで、24-19と逆転に成功。そのまま粘りのディフェンスで大分東明に追加点を許さず、常翔学園が5大会ぶりの4強入りを果たした。
第2試合もBシード同士の対戦となり、東海大大阪仰星(大阪第2)と東福岡(福岡)の強豪が激突した。前半3分、1年生のNO8米谷翔馬のトライで先制した東海大大阪仰星は、FW(フォワード)、BK(バックス)一体となったアタックで高校日本代表候補のFL(フランカー)駒井良(3年)、CTB(センター)向井悠統(3年)と立て続けにトライを奪って、19-0とリードを広げた。
後半に入ると東福岡も意地を見せて、PR(プロップ)武田粋幸(2年)のトライで反撃。16分にはモールからHO(フッカー)須藤蒋一(2年)のトライで、5点差まで詰め寄った。
その後も東福岡はボールを大きく動かして逆転を狙ったが、東海大大阪仰星が粘り強いディフェンスで逃げ切り、3大会ぶりに準決勝へ駒を進めた。東福岡は12大会ぶりに4強入りを逃し、九州勢は準々決勝で姿を消した。