母の前で手にした悲願の金メダル 車いすテニス・2冠達成の上地結衣が母と交わした言葉「諦めたくない、もうちょっと頑張らせて」
◇パリパラリンピック2024 車いすテニス女子シングルス決勝(日本時間6日、ローランギャロス) 【画像】車いすテニス女子ダブルス史上初の金メダルを獲得した田中愛美選手と上地結衣選手 パラリンピック・車いすテニス女子シングルスで金メダルを獲得した上地結衣選手が、試合後に母への感謝を語りました。 試合後のインタビューに笑顔で応えていた上地選手。母への思いを聞かれると、それまでのニコニコした笑顔から、急に涙を浮かべます。そして「(母は)東京大会は現地に見にくることができなくて、リオは見に来てくれた中で勝てなくて」とこれまでの大会を振り返ります。 上地選手はこれまで「すごくやっぱり大変な思いもさせているだろうと思うし、ワガママな娘でごめん。でもやっぱり諦めたくないからもうちょっと頑張らせてっていう風にメッセージを送っていた」とコメント。 さらに「本人も気を使って決勝戦まではあんまり近くの席で見てなかったんですけど、今日はチームの後ろで見てくれていた。絶対に勝ってありがとうって伝えたいなと思ってプレーしていた」と試合中の思いを振り返ります。 金メダル獲得が決まると、試合後に涙する母と言葉を交わした上地選手。「試合後は、バシバシたたかれました(笑)。痛いぐらいたたかれて。ありがとうっていう気持ちを伝えられてよかった」と、再び眩しい笑顔を浮かべました。