海外メディアはサモアを撃破した日本の3連勝を絶賛「さらなる花火」「ネバーギブアップ精神が終盤を支える」
ラグビーのW杯の予選プールA第3戦、日本対サモアが5日、愛知の豊田スタジアムで行われ、日本が38―19で快勝。4トライのボーナスポイントをゲットして勝ち点を14に伸ばし同組の単独トップに躍り出た。3連勝で今大会で旋風を巻き起こしている日本の戦いに海外メディアも注目しており、このサモア戦勝利も大々的に報じられた。 英国のインディペンデント紙は、「日本がさらなる花火を打ち上げサモアを破り準々決勝へ近づく」との見出しを取って日本の勝利を伝え、「試合終盤のボーナスポイントのトライによって、大会ホスト国(の日本)がW杯初となる8強の座が手の届くところにきた」と、3連勝の日本が予選プールで2位以上のチームが進出できる決勝トーナメントに大きく前進したことを説明した。 記事は「日本チームの自分たちを信じる気持ちがより強まった。彼らは、より衝撃的で動き回り、心躍らされるラグビー、夢中にさせるドラマ展開を披露した。日本は、多くのスリルを見せ、1度のみならず2度、ラグビー界が目を見張る光景を作り出したのだ。売り出し中の新たな選手たちが地位を再確立している」と、今大会の日本の活躍ぶりを大絶賛。 さらに「めまいがするような喜びをもたらしたアイルランド戦の象徴的な勝利は、心に鮮明に残り、この特別な夜は、長く思い出され続けるだろう。日本は、この試合に続き、サモアと対戦し(アイルランド戦で見せた)プレーぶりは一旦、薄れかけたが、試合がもつれると再び、その姿を現し、日本は特徴的なパフォーマンスを見せて勝利し、重要な(4トライによる)ボーナスポイントも獲得した」とサモア戦の勝利を伝えた。 記事は、最後のプレーでゴール前のスクラムを選択した日本が、サモアを苦しめ、松島幸太朗の4本目のトライにつながったシーンをクローズアップ。 「スリリングな大円団が訪れた。時間が86分に達したところで(サモアが)彼らの陣でスクラムを決断したことが、このW杯でのアイルランドとスコットランドの運命を決める瞬間となったのかもしれない。なぜなら、日本はスクラムで攻め続け、最後にボールはシュッと松島のいる左へ流れて興奮を生み出した。(この4つ目のトライのボーナスポイントで)日本は準々決勝へ確かな一歩を進めた」と描写した。