海外メディアはサモアを撃破した日本の3連勝を絶賛「さらなる花火」「ネバーギブアップ精神が終盤を支える」
英国のBBCは、「大会ホスト国の日本がドラマチックなボーナスポイントを得てサモアに勝ち、初のW杯準々決勝へ近づいた」と伝えた。 記事は「ネバーギブアップの精神が、日本の試合終盤を支えた」という小見出しを入れてサモア戦の試合内容を紹介。「4年前に英国人コーチのエディー・ジョーンズに引っ張られた日本は、予選プールで3勝をマークしたが、それは決勝トーナメント進出へ十分な結果ではなかった。そのことが頭にあったのか、序盤の日本は神経質になっていた。スタンドオフの田村優は(ペナルティゴール)を落ち着いて決めていたが、日本は流れをつかむことに苦労した」と、序盤の苦戦を説明した上で「突破口が見られたのは守護神的なリーダーのリーチ・マイケルがボールを奪い、危険な選手である松島に届いた瞬間だった。そこからボールがつながりラファエレ・ティモシーがゴールラインを越えて豊田スタジアムに歓喜をもたらした」と、前半28分の初トライのシーンをピックアップした。 米国のCNNは、「日本がボーナスポイントを得て勝利し準々決勝への進路を守った」との見出しを取り、予選プール突破の可能性が高まったことを伝えた。 記事は「日本は、この試合最後に挙げた松島幸太朗の4つ目のトライによってボーナスポイントを得て3連勝を締めくくった。W杯で初めて準々決勝に進出するという歴史的な一歩へ進むために重要な追加ポイントを得た」と説明。 「サモアは希望を残そうと戦い続け、すべての場面で、ぶつかり合いに持ち込んでいた。試合終了が近づく中でヘンリー・タエフによるトライで7点差と迫りハラハラドキドキの状況を作り出した。だが、来週に予選プールAの最終戦で熱狂的な地元ファンに見守られスコットランドと対戦するブレイブ・ブロッサムズ(日本)は、福岡堅樹と松島が(トライをマークして)応酬した」と続け、13日のスコットランド戦に向けて、最高の形で3連勝を果たしたことを紹介した。 世界を驚かせ続けている日本は予選プールの最終戦で世界ランキング9位のスコットランド戦を戦う。アイルランドとスコットランドの第3戦の結果に左右されるが、この2チームが勝ったとしても、日本は、勝ち、または引き分けで2位以上が確定する。