【ウインターカップ2024】福岡大学附属大濠のオールラウンダー、髙田将吾の歓喜「やってきたことが報われました」
「今までのバスケット人生の中で一番よい1年間に」
昨年、悔し涙を流した決勝の舞台で歓喜の涙を流せたことへの思いを「インターハイで負けて悔しい思いをしました。そこから自分たちはどのチームよりも質の良い練習をしてきたと思っていて、やってきたことが報われました」と語る。 右膝の手術から始まり、多くの困難を乗り越えて有終の美を飾った今シーズンを「今年は初めにケガをして手術から始まりましたが、復帰した時に裕斗や伶音に頼らず、自分も得点の部分でもっと貢献したいと3ポイントシュートやジャンパーの確率、ドライブの強さを磨いてきました。今までのバスケット人生の中で一番良い1年間になったと思います」と総括する。 髙田の次のステージは大学となる。攻守でよりハイレベルな2ウェイプレーヤーになるための意気込みをこう語る。「この3年間で成長した部分、3ポイントシュートやディフェンスの部分の質をもっと上げてきたいです。そしてスコアラーになるため、プレーメークの部分や得点のバリエーションを増やしていきたいです」 また、これまでU16、U18と世代別の代表経験のある髙田は、「バスケットしている限り、目指すところはA代表です。今の実力では絶対に無理だと思うので大学4年間でもっと成長して、代表レベルの選手になりたいです」とフル代表への野望も隠さない。 そして奥田中の先輩である八村塁や馬場雄大と、一緒に日の丸を背負ってプレーしたいと語る。「中学校時代、坂本穣治コーチから八村選手や馬場選手のいろいろな話を聞きました。だから身近ではないですけど身近に感じるところもある存在です(笑)。先輩と一緒にプレーしてみたい気持ちはあります」 髙田本人として今大会のパフォーマンスは満足のいくものではなかった。だが、タレント集団の大濠においても、最も攻守でバランスの取れたプレーを見せていたのは間違いない。八村や馬場と代表で共闘できる次代を担う2ウェイプレーヤーになれる素質の持ち主であることをはっきりと示した。