大坂なおみ撃破「作戦貫いた」 世界52位ムチョバ 多彩プレーで全米OP3回戦へ<女子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間30日(現地29日)、シングルス2回戦が行われ、世界ランク52位のK・ムチョバ(チェコ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した同88位の大坂なおみを6-3, 7-6 (7-5)のストレートで破り、2年連続5度目の3回戦進出を果たした。ムチョバは試合後「作戦を貫いた」とコメントした。 【動画】大坂なおみ戦でムチョバがみせたスーパープレー! 28歳のムチョバが同大会に出場するのは7年連続7度目。昨年は最高成績となるベスト4に進出している。 今大会は1回戦で世界ランク57位のK・ヴォリネッツ(アメリカ)を下し2回戦に駒を進めた。 同大会2度の優勝を誇る大坂との顔合わせとなった2回戦、ムチョバはネットプレーやスライスショットなどを織り交ぜる多彩なプレーをみせ、第1セットで2度のブレークを奪い先行する。 第2セットは第9ゲームで先にブレークを許したものの、直後の第10ゲームで40-0としセットポイントを握った大坂に対しここからブレークバックに成功。最後はタイブレークを制し、1時間34分で3回戦進出を決めた。 試合後の会見でムチョバは試合を振り返った。 「本当に厳しい試合だった。2セットで勝つことができて本当に嬉しい。とてもいい雰囲気だった。しばらくこういう試合をしていなかったので、今日の勝利には本当に満足している」 「スライスショットをうまく使うのは作戦だった。リズムを変えたかった。それが今日私がやりたかったことの1つだった。試してみたらうまくいっているように感じたので、その作戦を貫いた」 「彼女(大坂)は素晴らしい選手。彼女はここで優勝した。彼女が戻ってきてくれて本当に嬉しい。彼女は本当に素晴らしいプレーをしていて、以前のような最高の状態に戻りつつあると思う。彼女の幸運を祈っている」 勝利したムチョバは3回戦で世界ランク38位のA・ポタポヴァと対戦する。ポタポヴァは2回戦で同199位のV・レプチェンコ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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