「これぞカスハラ」トイレ業者が受けた客からの“トンデモ”提案、1068万人が驚愕した結末とは
■15年この仕事をしているけどこんな依頼は初めて
――このお客様とのやりとりの続きは? 「この後は、とりあえずすぐに電話をして話し合いました。お相手の言い分は、1階で儲けているんだから、今回は飲んでくれ、次回またお願いするから…とのことでした。 領収書なしの提案は、いわゆる“闇営業”みたいなことです。税務署に申告しないでよい形で支払いするから、消費税分値引いてくれとの打診です。結果、約25,000円(もちろん税込)で了承いただき、実施しました。それでもほぼ儲けはありませんが…」 ――こういった困った依頼というのはよくあるものなのでしょうか。 「初めてです。15年この仕事をしていますが、ここまでのことはありません。過去にあったクレームはいろいろですが、『やってもないキズをつけられた』とか、『あなたが来てから故障した』とか、言いがかり系はたまにあります。あとは、いわゆる『ゴミ屋敷』や『汚部屋』の依頼はありますが、訪問するまで分からないので断われないケースがほとんどです。どんなに家の中が汚くても、トイレは使えないと困るんだな、と考えさせられます」 ――『水道屋さんドットコム』というサイトの運営もお手伝いされているとか。 「水回りでお困りの方が“近くの水道屋さん”を見つけることができるポータルサイトです。水まわり業者による、ボッタクリ被害をなくすため、『水道屋さんドットコム』を利用して“かかりつけ水道屋さん”を見つけてほしいです」