【40代・50代の漢方養生】咳やのどのつまり、疲れ、シミが気になったA子さんを公開漢方カウンセリング!進め方と結果は?
漢方薬剤師の樫出恒代さんが、漢方セミナーで公開漢方カウンセリングを実施。患者役を買って出てくれたA子さんの一番つらいこと(主訴)を確認した後、参加者からA子さんに様々な質問が投げかけられ…症状や問題が浮き彫りに。樫出さんの舌診(ぜっしん)と腹診を経て出された診断は? 「半夏厚朴湯」と「双参」が選ばれた理由は?
更年期世代中心の漢方セミナーのなかで、一般のA子さんの漢方カウンセリングを敢行!
「先日、女性のための漢方セミナーの中で、『公開!漢方カウンセリングライブ』というコーナーをつくって実際のカウンセリングを皆さんの前でやってみました! 参加者は全て女性。平均年齢は50歳くらい。まさに更年期世代が多いセミナーでした」と樫出さん。 30人近い参加者の前に出て、赤裸々にご自分のことを語ってくれたカウンセリングのモデルA子さん。「漢方はクリニックでもらったことがあるけど、あんまり効果は感じなかった。漢方的な〈舌診(ぜっしん)や腹診(ふくしん)〉やカウンセリングは初めてなので、興味しんしんです!」と、カウンセリングモデル役を快諾してくれたそう。 「痰や咳、のどのつまりなど…まずは、A子さんにいちばんつらい症状をお聞きします。 『痰がでたり喉にひっかかるような感じになり、喉がつまるような感じもして、時々咳もでるんです。仕事中に咳するのもいやなので、それがいちばん気になります』 もちろん、もっと他にもお悩みの症状はあると思うのですが、大事なのは [今、いちばんつらいこと]を共有することです。 そして、ここからが公開カウンセリングライブ。参加者の方々にも質問していただきます」 「お通じはいかがでしょうか?」 「睡眠はどうですか?」 「お仕事はデスクワークですか?」 「何かストレスは感じますか?」 「冷え症ですか?」 「何か運動していますか?」 などなど、みなさんも興味しんしんで、たくさんの質問が投げかけられ、A子さんの体調や問題点・お悩みをひもといていったそう。