【40代・50代の漢方養生】咳やのどのつまり、疲れ、シミが気になったA子さんを公開漢方カウンセリング!進め方と結果は?
「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」と「双参(そうじん)」を飲んでいただいた結果は?
「漢方薬は『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』。半夏は気を下げてくれてつまりをとってくれる。漢方の精神安定剤とも言われる、逆流性胃腸炎などにも使える漢方薬です。 もうひとつ、『双参(そうじん)』。深部体温を約0.5度あげてくれるため、胃腸の働きをよくして、自律神経〈気のめぐり〉のバランスをとってくれる。こちらを一緒に飲んでいただくことにしました。 その後、『とても美味しくいただけます』とのことで、5日くらいで、喉の詰まり感はほとんど無くなり、咳については咳き込むことはなく、ちょっとむせる感じがたまーに、くらいになりました。と、ご報告いただきました。そして、やりたかったヨガを再開した、と嬉しいご報告をいただきました。 本当によかったです。 漢方では一カ所だけをみるのではなく『人をまるごとみる』。A子さんが、本来の自分をとりもどして、やりたいことを思いっきりやってほしい。 更年期には、さまざまな症状が出やすいけれど、必ず乗り越えられます。そのために、気をしっかり増やして、血水を動かし、自分らしく生きていきましょうね」 注:漢方薬については漢方専門の医師や漢方薬剤師、漢方アドバイザーなどにご相談・カウンセリングの上お飲みください。
【教えてくれたのは】 樫出恒代さん 漢方薬剤師・漢方ライフクリエーター。漢方カウンセリングルームKaon代表。Kaon漢方アカデミー代表。新潟薬科大学薬学部卒業後、一人ひとりのこころとからだにていねいに向き合う漢方カウンセリングを提唱。連載の味わいあるイラストは、本人によるもの。 美容家吉川千明氏との共著に「内側からキレイを引き出す 美肌漢方塾」(小学館)