アトレティコが止まらない…グリーズマンのゴラッソなどでバジャドリーに5発大勝‼︎怒涛の公式戦7連勝で首位バルセロナと勝ち点2差
11月30日のラ・リーガ第15節、アトレティコ・マドリーは敵地ホセ・ソリージャでのバジャドリー戦で5-0の大勝を収めた。 大型補強後の期待に包まれていたシーズン開幕直後は不調に喘いだものの、ここにきて公式戦6連勝と一気に勢いに乗ったアトレティコ。補強不足などずさんなクラブ運営によって、ロナウド会長の辞任が求められる最下位バジャドリーでは、彼らを止める術はなかった。 GKオブラク、DFハビ・ガラン、ラングレ、ヒメネス、マルコス・ジョレンテ、MFギャラガー、パブロ・バリオス、デ・ポール、ジュリアーノ・シメオネ、FWフリアン・アルバレス、グリーズマンを先発で起用したアトレティコは、立ち上がりから攻勢を披露。相手のDFラインをそこまで下げず、迅速な連係とジュリアーノの縦の速さを意識した攻め方を見せると、26分に先制点を決めた。CKの流れからペナルティーエリア内右のマルコス・ジョレンテがグラウンダーのクロスを送り、これをラングレが押し込んでいる。 先制したアトレティコは、35分に流れの中から追加点を獲得。ジュリアーノが持ち前のスピードで右サイドを突破して、グラウンダーのクロスを送る。グリーズマンのシュートはGKヘインに弾かれるも、こぼれ球をJ・アルバレスが押し込んだ。前マンチェスター・シティFWはこれが今季ラ・リーガ5得点目。 アトレティコの勢いは止まらず、37分には3点目を記録する。ハビ・ガランがギャラガー、J・アルバレスとの連続ワン・ツーからペナルティーエリア内左に侵入。折り返されたボールをグリーズマンがスルーし、その後方に飛び込んだデ・ポールが右足のシュートでネットを揺らした。前半からゴールショーを見せるアトレティコに対して、バジャドリーのサポーターは失望を隠すことができず、クラブ首脳陣の辞任を要求するほか、アトレティコのパス回しに皮肉で「オーレ!」と叫び、さらには早くも帰路に着く人々もいた。 3点リードで試合を折り返したアトレティコが、グリーズマンのゴラッソで加点したのは52分のこと。ジュリアーノがまたも超スピードで右サイドを突破し、ペナルティーエリア手前の背番号7に横パス。グリーズマンはJ・アルバレスとのワン・ツーからエリア内に侵入すると、ゴールに背を向けたまま右足ヒールでボールを前に出してから反転し、ヘインを眼前にして左足のシュートを決め切った。まるで同胞ジダン氏を彷彿とさせる踊っているかのようなプレー……クラックにしか決められない正真正銘のゴラッソだった(今季ラ・リーガ5点目)。 シメオネ監督はその後グリーズマン、デ・ポール、J・アルバレス、バリオスを下げてスルロット、コケ、コレア、リーノを投入。バジャドリーの意地の反撃を跳ね返し、速攻から追加点を目指し続けると、アディショナルタイム2分にコレアのお膳立てからスルロットもゴール(今季6得点目)。大量5得点で試合終了のホイッスルを聞いている。 公式戦7連勝、ラ・リーガ4連勝と怒涛の勢いを見せるアトレティコは2試合未消化のレアル・マドリーを抜いて暫定で2位に浮上し、首位バルセロナとの勝ち点差を2に縮めている。