開幕6戦未勝利のシント・トロイデン、ラタンツィオ監督の契約解除を発表
シント・トロイデンは3日、2024-25シーズンより指揮を執っていたクリスティアン・ラタンツィオ監督との契約を解除したことを発表した。 現在52歳のラタンツィオ監督は、これまでニューヨーク・シティやニースでアシスタントコーチを務めたほか、シャーロットでは初の監督も歴任し、今夏からシント・トロイデンの指揮官に就任した。 しかし、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)で開幕3連敗スタートとなると、その後も3試合連続で引き分けに終わっており、ここまで未勝利で16チーム中15位に沈んでいる。このような状況を受け、シント・トロイデンはラタンツィオ監督との契約解除を決断。同クラブのスポーツディレクターを務めるアンドレ・ピント氏はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。 「私たちは心苦しい想いでこの決定を下した。なぜなら、クリスティアンは専門的な知識を備えた知的で誠実なコーチだからだ。状況が容易でなかったことも認識している。オリンピックのせいで何人かの主力選手を欠いていた。そして、残念ながら私たちにはどうすることもできない外部的な要因により、一部の送金手続きに必要以上に時間がかかってしまった」 「しかし、コルトレイク戦に引き分けた後、クラブは介入する時期が来たと考えている。これはクラブの習慣ではない。私たちはただ監督を解雇するだけのクラブではないからだ。それでも、最初の6試合を終えて獲得した勝ち点を考慮すると、この決断は必要だった。私たちは現在、インターナショナルブレイク中に今後の試合の準備をする新しいコーチをできるだけ早く任命したいと考えている。次のホームのルーヴェン戦からね」 なお、シント・トロイデンには現在、GK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、小川諒也、MF藤田譲瑠チマ、山本理仁、伊藤涼太郎といった日本人選手6名が在籍している。
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