ボクシング世界戦でアニメヒーロー対決が実現?!ケンシロウVS矢吹はどちらが強い?
プロボクシングWBC世界ライトフライ級チャンピオン、寺地拳四朗(29、BMB)が9度目の防衛戦を9月10日に地元の京都市体育館で、同級1位の矢吹正道(28、緑)を迎えて行うことが5日、発表された。両者は大阪市内で記者会見して互いにKO宣言。「ケンシロウVS矢吹」という人気漫画キャラ決戦は、のっけから火花バッチバチだ。戦績は寺地が18戦18勝(10KO)、矢吹は15戦12勝(11KO)3敗。見逃せない一戦となる。
「リアルでは勝つ自信がある」
まさかアニメの世界のヒーロー対決がリアルのリングで実現するとは誰が予想しただろうか。人気漫画「北斗の拳」の主人公、ケンシロウの名を本当にもらった寺地拳四朗が、伝説のボクシング劇画「あしたのジョー」の主人公の名をリングネームとしてつけた矢吹を迎え撃つ。それだけでいやがうえにも決戦ムードは高まる。 「アニメのケンシロウと矢吹丈が戦ったらどちらが強いのか」。ひな壇の2人に対し、こんな質問が飛んだのは必然だったか。 先にマイクを握った寺地は「そら、ケンシロウでしょう。体がデカいし、確実に強いでしょう」と目尻を下げた。同じ質問に矢吹も「そりゃ、自分もケンシロウの方が強いと思います」と真顔で同調した。だが、現実のリングでの拳四朗vs矢吹正道の対戦予想となると話は違ってくる。 リングネームについて「アマ実績がない僕が認知されているのも矢吹という名前のお陰。格好いいヒーロー」と話した上で「リアルでは勝つ自信がある」と目をぎらつかせた。 矢吹は、デビュー6年目。2019年12月の日本ライトフライ級王座挑戦者決定戦で芝力人を4ラウンドTKOで下し、2020年7月の佐藤剛との同王座決定戦も、衝撃の1ラウンドKOで勝ち存在感を示し初防衛戦にも成功。16戦目で初の世界挑戦のチャンスを手にした。 「こんな時世で試合ができることに感謝したい。世界戦はやっと、という感じですが、ちょうどいい時期かな、とも思う。いまは世界チャンピオンになることしか考えていない」 1歳上の寺地については「日本の世界王者の中でも一番といっていいぐらい評価されているが、自分が勝てると思う」と豪語した。