体を動かしながら「防災知識」を楽しく学ぶ!“スポーツ”と“防災”を掛け合わせたプログラム「ディフェンス・アクション」を紹介
手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。10月19日(土)の放送では、HITOTOWA(ひととわ)株式会社 執行役員で防災士の津村翔士(つむら・しょうじ)さんに、同社が提供しているスポーツと防災を掛け合わせたプログラム「ディフェンス・アクション」について伺いました。
HITOTOWAが提供している防災ワークショップ「ディフェンス・アクション」とは、災害が発生した際、自分自身の身を守る術をサッカーやバスケットボールの技術を学びながら防災の知識も頭に入れていく、という内容になっています。 はじめに、災害時の初期行動を学ぶ「ファースト・アクション」をおこないます。津村さんは「ランニングやジョギングをして体をほぐしながら、例えば“ジョギングの途中に津波が来た”など災害が突如起こったことを想定して、初期行動が体に染み込むまでゲーム性を交えた形でやっていきます。開催エリアに応じてプログラム自体をカスタマイズしたり、なかには消火器の使い方を覚えるようなプログラムも入れ込んでおこなうこともあります」と説明します。 ほかにも「パス・ストック」という競技では、“備蓄品を1つ言わないと次の人にパスができない”というルールのもと、他のチームとパスの本数を競い合いながら防災備蓄品を覚えることができるなど、体を動かしながら楽しめるプログラムがたくさんあります。 また、このプログラムは品川区や渋谷区、府中市など都内の自治体と連携しておこなわれていますが、「地域の防災訓練って、同じことを毎年おこなっているので、メニューが変わらないことで“参加者が固定化してしまう”という課題が、どのエリアでも起こっています」と津村さん。 そこで、ディフェンス・アクションのようなメニューを入れることによって「(防災について)考えてくれる人を増やし、参加することで地域の顔なじみを増やす。そういう目的で自治体さんから声をかけていただき、このプログラムを提供させていただいたりしています」と話していました。 (TOKYO FM「防災 FRONT LINE」2024年10月19日(土)放送より)