ソフトバンク 大越4軍監督は教員経験を生かし「愛情を持って、いい言葉をかけていく」
ソフトバンクは8日、新コーチの就任を発表した。大西崇之氏(53)が1軍外野守備走塁兼作戦コーチ、細川亨氏(44)が3軍バッテリーコーチ、大越基氏(53)が4軍監督となる。 大越氏は1992年ドラフト1位でダイエー(当時)に入団したホークスOBだ。現役引退後に教員免許を取得。山口・早鞆高の監督として12年には選抜出場へと導いた。12月末日までは早鞆高校の教員で、この日は休みを取ってきた。「大げさかもしれないですけど、子供たちの人生を変える可能性があるのが教員。凄く(責任を)背負ってやり始めました。今回もやはり怖さは持ってます。選手の人生を背負うことになるので。愛情を持って、いい言葉をかけていくことを意識してやっていきたいと思っています」と抱負を口にした。 これからは育成選手を中心に若手を導く立場となる。小久保監督とは同学年で元チームメート。教員として培った経験を生かし、小久保ホークスを土台から強化していく。 ≪日本一へ、イメトレ万全≫ H…大西外野守備走塁兼作戦コーチは17年WBCで日本代表の小久保監督をコーチとして支えた。今季までは中日の外野守備走塁コーチを務め「それを少しでも生かせるよう頑張りたい」と話した。日本シリーズ第3戦はみずほペイペイドームの観客席で生観戦した。「日本一になることを思い浮かべながら見ていた」。三塁コーチャーも務める予定で「やってやろうという気持ち」と腕まくりした。 ≪古巣からのオファーに二つ返事≫ H…細川3軍バッテリーコーチは現役時代の16年以来の復帰となった。古巣からのオファーに「二つ返事だった」と笑顔。20年の現役引退後は独立リーグ・火の国の監督や社会人野球のロキテクノ富山のコーチを務めて指導者としての経験を積み、「元気よく明るくやりたい。座るという基礎からしっかり教えていきたい」と意欲的に語った。