【89歳の美容家・小林照子さんの人生、そして贈る言葉⑦】1958年、コーセー入社。「現場での経験が大きな力に!」
「こうして、社内でも私のメイクアップは評判となり、メイク方法を変えた人たちから、お見合いが成功した、結婚ができた、家族の仲がよくなったといった報告が相次いだことから、『ハッピーメイク』という名前がつきました。 この2年間の現場での経験は、当時、新人社員だった私、そしてその後ヘアメイクアーティストになる私にとって、それはそれは大きな財産になりました」
【話してくれたのは】 小林照子さん 美容研究家 メイクアップアーティスト。歳で起業し「美・ファイン研究所」、59歳で「フロムハンド小林照子メイクアップアカデミー(現フロムハンドメイクアップアカデミー)」を設立。75歳で高校卒業資格と美容の専門技術・知識を習得できる「青山ビューティ学院高等部」を設立し、美のプロフェッショナルの育成に注力する。84歳で設立した女性リーダーを育てる「アマテラスアカデミア」を自らの使命とし、現在はふたつの会社の経営に携わっている。著書に『これはしない、あれはする』(サンマーク出版)、『なりたいようになりなさい』(日本実業出版社)など多数。 イラスト/killdisco 取材・原文/山村浩子