自民議連、改憲論議加速へ意欲 衛藤氏「年内に条文案」
自民党有志による「憲法改正推進議員連盟」は30日、国会内で総会を開いた。会長の衛藤征士郎元衆院副議長は、国会で改憲論議を加速するため「議連が強力にリードしていかなければならない」と主張し、年内に独自の改正条文案を取りまとめる考えを表明した。 自民には、議連とは別に改憲実現本部があり、党内や国会論議の推進役を担っている。 衛藤氏は「自民党が改憲に消極的だと批判されている。保守の皆さん方の懸念が失望に変わりつつある」と指摘した。 来年9月までの自民党総裁任期中の改憲実現に意欲を示す岸田文雄首相に関し、衛藤氏は総会後、記者団に「実現できなければ岸田政権は終わりだ」とも言及した。