〔欧州株式〕おおむね下落=英0.20%高、独0.18%安(27日)
【ロンドン時事】27日の欧州株式市場はおおむね下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比16.14ポイント(0.20%)高の8274.75で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.18%安、フランスCAC40種指数は0.72%安、ストックス欧州600種指数は0.19%安だった。 トランプ次期米大統領が表明した追加関税への警戒感が引き続き株価の重しとなった。フランスの政府予算が成立しないことを懸念した売りも出て、仏株を一段と押し下げた。英国株は、金利動向に敏感な住宅株や不動産株が上昇し、小幅ながらプラス圏で取引を終えた。 FTSEの構成銘柄では、通信大手エアテル・アフリカが5.16%高、住宅大手ビストリー・グループが2.66%高、不動産投資信託会社ロンドンメトリック・プロパティーが2.26%高と上伸。一方、賭け屋大手エンテインは2.61%安、包装資材大手DSスミスは2.02%安、ホームセンター大手キングフィッシャーは1.23%安と値下がりした。 DAXでは、通販大手ザランドが2.05%安、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズが1.58%安、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが1.41%安と売られた半面、不動産大手ボノビアは2.93%高、日用品大手ヘンケルは2.45%高、化学品商社ブレンタークは2.14%高で引けた。